スクール側は、生徒をお客様扱い…。

■ リフレクソロジーに興味をもって、「リフレクソロジスト」の資格をとり、仕事
  にしようと思っている方の90%以上が女性だと思います。

なぜ、女性が多いのか? それはやはりリフレクソロジーというものを「お洒落」で、「カッコイイ」と感じ、「アロマの香りやヒーリング・ミュージックが流れる中で、仕事ができたら素敵だろうな。」と考えるからだと思います。

「人を癒したい。」それも、もっともな動機だと思います。

女性が多いということは、スクールでも女性をターゲットにして、生徒獲得の展開を図るということです。

         

ですから、資格情報誌、スクール情報誌に広告を載せたりすることは、もちろん。人気のある女性誌などにも実際は多額の経費をかけ、「取材」という形をとりつつ、記事を載せてもらう場合もあります。

場合によっては、平日の日中、20代~30代のミセスが好んでみるような情報番組、年配の女性がみるゴールデンタイムの健康を扱った番組や、バラエティ番組の中においては、ひとつのコーナーで紹介をされたりします。

この雑誌やテレビでの露出の中には、仕組まれているものも多々あります。
 ★ やらせとは違いますので、念のため。

これは「プレスリリース」の発信。  要するに、
「うちのスクールはこうです…。こんど新しいセラピーの講義もはじめます。そのコースのスクール生も募集し始めています。」

「このセラピーはアメリカのセレブの間で、流行の兆しが見られます…。」

などといったような、情報をFAX や郵送、電話で、各テレビ局、雑誌社に配信をします。これが「プレスリリース」というものです。

一方、雑誌社やテレビ局の担当者は、つねに「視聴者や購読者が飛びつくような、新しい情報はないかな?」と常に受けの良い記事を探しているものです。

番組の制作者や雑誌の編集者が「ネタ切れ」で困っているようなときは、大喜びして、飛びつきます。

         

そういう、担当者に向けてスクール側は情報を発信します。

「取材に来ると、視聴者が珍しがり、購読者が興味を持つような、番組・記事がつくれますよ。(取材に)来てみたら…」という感じで、情報を流すのです。

記事を求めているマスコミの担当者。記事を書いて紹介してもらいたいスクール。この両者の利害が一致しているのですから、悪いことではありませんが…。

そういう地道(笑)な努力をしながら、あたかも勝手にマスコミから取り上げられたかのように、露出度を高め、それを見た女性たちが、影響され、「これがトレンド!」と思い込み、スクールに入っていきます。

言ってしまえば、これはリフレクソロジー業界に限らず、あらゆる業界でこのようなことが行われています。

もちろん、ファッション業界などにも当てはまります。「流行」とは自然発生的なものではなく、しくまれ、作られたもののようです。

このようにして日本の経済が成り立っているのかもしれません。

このようなしくみの中で「生徒」を獲得しようと努力を払い、そこに乗っかっていただき、入学してくる大事な生徒さんですから、スクール側にとっては、「生徒」というより「お客様」という感覚をもつところもあるようです。

ものを教える「生徒」ではなく、「お客様」の扱いをするということですね。

ですから、「お客様」の嫌うことはやりません。

厳しく教える。 落第させる。 そんなことは、ほとんどやらないでしょう。
和気あいあいと、楽しい授業が展開されます。

「大勢の生徒さんがインストラクターを取り囲んで、ニコニコしている」
そんなスクール・パンフレットが出来上がります。

そして、履修期間の終了が間近になれば、認定試験を受けていただき、まず100% 認定証がもらえます。

うーん。それでいいのでしょうか…。 私は悲しくなります…。

そんなスクールの認定証をもっていても、どれほどの価値があるのでしょう…。

ただ、テレビで紹介されたり、雑誌で紹介されたりするスクールの出身のリフレクソロジスト。
カッコイーかもしれませんがね…。 でも…。

一生涯の仕事にはなりません。

長い人生の中で、いっときだけの「まぼろしのような・リフレクソロジスト」
そんなものになるために、何十万も費やし、時間も費やしたらもったいないですよ。

その多額の授業料を手にし、また新たに経費をかけて、生徒獲得に奔走する。
スクールばかりが大きな業績を残し、レベルの低いリフレクソロジストの残骸がその周辺に横たわる…。

これでは日本のリフレクソロジーは危ないです。
スクールは「見た目」じゃ判断できないと思うのですが…。