突然言い出しますが…。
お客様には大変申しわけないのですが、私のリフレクソロジーはまだ完成しておりません。
と言うとビックリされるかもしれませんが、一生完成することは無いのかも?
ひとつには、前にも書きましたが、お客様の足というのは十人十色、千差万別なんです。
で、どの位の刺激を好むかというのもお客様によって様々です。
そういうお客様の要望に完璧に応えるのは至難の技なんですね。
固い足裏の人は、強い刺激を好む場合が多いのですが、固い足裏の人でもソフトな刺激でも非常に痛がる人もいる。そういう場合は更にソフトな刺激・フェザータッチに切りかえる。
柔らかな足裏の人は、強い刺激だと痛がるかな? と、思っても強い刺激を好む人もいる。もちろん、強い刺激を怖がる人もいる…。 色々なんですね…。
それと、これは今も私のテーマになっていますが…。
Christopher.R(クリストファー・アール)のスクールの生徒さんが、みなさんまず、勘違いしているのが、「リフレクソロジーは親指でするもの。」ということです。
もちろん、親指を多用して施術はしているのですが、厳密に違うと指だけではないんですね。
明確に言えば、「体全体を使って、最終的に親指で刺激をする。」ということだと思います。
チョコチョコ、親指の先で施術していれば本当に楽な仕事なんですが、受けていても心地よくはないし、1歩進んで言ってしまえば、「人の心の奥底まで入っていくこと」は出来ない施術になってしまうのではないかとも、深かーく考えることがあります。
ですから、前にも書きましたが、正座椅子は苦手なんですね。少しずつ体を動かしてますから。
リフレクソロジーに限らず、「手技」といわれるもので共通している部分を言うと。
1 頭の位置が大事。手元を見ているのは最悪のようです。
2 腕や手の力でねじ伏せようとするような腕力による施術はダメ。
3 肩はもちろん、体全体に無駄な力が入っていない。
4 重心は低く、おへその下(いわゆる丹田)にあること。
5 呼吸も大事。息を吸う時より吐く時が施術者自身がリラックス・集中できる。
んー。スクールみたいになって来てしまいましたねー。(笑)
おそらくこれは、楽器を弾いたり、武道にも通じると思います。
大きく言ってしまうと、幸せに人生を送る秘訣にも通じるかも…。
でもこの「力を抜く(脱力)」って非常に難しいことなんです。「極意」といって良いかもしれませんね。
口で言うのは容易いですが、実践。24時間・365日実践するのって不可能だと思います。
気功の先生とかは「緊張」は悪いことではない。「緊張」を知ると「弛緩」が良く分かるからね。
と言っていたことがあります。んー、なるほどね。
「緊張」するまい。とすると余計「緊張」しますからね。
リフレクソロジストのリラックスがお客様へのリラックスへの第1歩ということでしょう。
幾ら実践しようとしても、完璧には実践しきれない、永遠のテーマかもしれません…。 おっと、脱力。脱力。